投資先はどこの国が有望?GDP(国内総生産)についてお勉強

2022年11月19日土曜日

資産形成

t f B! P L

 「アメリカと中国、どっちがこの先有望なの?」

コロナや戦争、インフレ懸念で世界中の景気先行きが不透明になっています。

この先伸びるのはどこの国?日本は?
そんな不安があったので国力の基本、GDP(国内総生産)についてお勉強してみましょう。



そもそもGDP(国内総生産)って何?


GDPとは1年間で国内で作り出した付加価値のこと。
GDPを理解するにはパン作りとGDPというサイトがわかりやすく解説してくれています。
パンを作るには
・農家が小麦を作って製粉業者に売る
・製粉業者が小麦を小麦粉にしてパン屋に売る
・パン屋が小麦粉からパンを作って消費者へ売る

小麦農家は小麦を10円で売る。栽培には5円のエネルギー(石油や水道光熱費)を使った。5円の利益は自営業である自分の利益。
製粉業者は10円で小麦を仕入れて40円で小麦粉を売るが、製粉には10円のエネルギーを使った。利益は20円、そのうち人件費は12円、企業の利益は8円。
パン屋は40円で小麦粉を仕入れて100円でパンを売るが、パン作りには25円のエネルギーを使った。35円の利益のうち、人件費は23円、企業の利益は12円。

この生み出された利益=付加価値の合計がGDPになる。
小麦農家の5円+製粉業者の20円+パン屋の35円=60円

ちなみに利益は前述のように個人の所得(人件費)と企業の利益に分けられる。
そして個人と企業それぞれから政府が税金を取る。


GDPには名目GDPと実質GDPの2種類がある


名目GDPと実質GDPの違い
名目GDP:1年で国内で作り出した付加価値。身近で感じる経済はこっち。
実質GDP:名目GDPから物価変動分を除いたもの。経済成長率を見るにはこっち。

物価変動分って何?

物価は需要と供給によって変わります。欲しい人が多ければ高い値段でも売れるので物価は上がります。
例えばコロナが始まった頃、マスクやトイレットペーパーは全然手に入りませんでした。入荷したとしてもいつものように安売りなんてしておらず、定価で売っていました。
いつも200円で売っているものが400円で売っている。これが物価変動です。
なんか美人なFPさんが解説

日本はGDP世界2位”だった”

戦後の日本は急激に成長し、アメリカに次ぐ世界2位のGDPとなりました。
でも2010年頃、中国に一気に抜かれました。
中国の勢いは凄く、アメリカを抜きそうな勢いです。
主要国名目GDPの推移グラフ

理由は簡単。日本の人口は減っているから。GDPは人口に比例します。中国やインドのGDPの伸びを見れば一目瞭然。
まあ当たり前の話で買う人が多ければいっぱい作っていっぱい売れる。なのでその国で生み出される付加価値は増える。

ニュースと合わせて読みたい世界地図によると、現在世界の人口は73億人。30年後の2050年には97億人の予測。
2050年の主要国の人口予測を見ると

アメリカ:3億2,600万人→2050年 19%UP 3億9,000万人
中国:14億1,500万人→2050年 4%DOWN 13億6,400万人
日本:1億2,700万人→2050年 14%DOWN 1億800万人
インド:13億5,400万人→2050年 23%UP 16億5,800万人
ナイジェリア:1億9,000万人→2050年 110%UP 4億1,000万人

アメリカは出生率は低いものの移民政策で増える予測。
中国は一人っ子政策の影響で減少。一人っ子政策は2016年廃止したためまた増える可能性も有り。
日本は少子高齢化がどんどん進む。
インドは2024年には中国の人口を抜いて世界1位になる見込み。
ナイジェリアって既に日本より人口多いのが倍になる見込み。

ってなことで今後はアメリカ、インド、ナイジェリアに注目したいと思います。



のん

のん

大学で心理学を学ぶ 事務系・販売系・ITエンジニア系の派遣会社にて営業・採用・育成と営業所運営を経験。 自身の転職経験と、12,000人程の悩み相談・転職相談を受ける ファイナンシャルプランナー、 国家資格キャリアコンサルタントの勉強中 米国株を中心に日本株やFX、暗号通貨、NFT投資も行っています。老後に向けてはオフショア積立投資中。 現金以外の投資資産は500万スタート、積立は毎月3万円。2020年スタート。

このブログを検索

にほんブログ村 投資ブログ 投資日記へ にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自分磨きへ PVアクセスランキング にほんブログ村

QooQ